【講師・発音編】「なまりがうつる?」セブ島留学の大きな勘違いと、世界トップクラスの英語力

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「セブ島留学に興味はあるけど、先生がネイティブじゃないのが不安……」 「フィリピン人の英語ってなまっているんじゃないの? 変なクセがうつったら嫌だな」

留学の相談を受けていると、初心者の方から必ずと言っていいほど聞かれるのが、この「なまり(発音)」に関する不安です。

24年間フィリピン留学を見てきた私から、ハッキリと言わせてください。 それは、日本人のとんでもない勘違いであり、一番やってはいけない「ネイティブ信仰」の罠です。

【この記事で分かること】

  • 世界の大企業(アマゾン等)がフィリピンに頼る「ビジネス英語力」の実力
  • アメリカ映画を「字幕なし」で観るフィリピン人の圧倒的な日常
  • 「なまりがうつる」という初心者の悩みが、いかにナンセンスか
  • 外国人から笑われる「エセ関西弁イングリッシュ」の痛さ
  • 拓殖大学の教授も認めた、学術的にも正確なフィリピン英語の真実

この記事を読めば、フィリピン人講師のクオリティに対する不安が吹き飛び、なまりを気にして言葉に詰まっていた自分がバカバカしくなるはずです。

1. 「フィリピン人って英語話せるの?」ビジネス英語力は世界第1位!

「セブ島の人って、ちゃんと英会話できるの?」 そんなことを聞かれたら、「失礼な!(笑)」と返してしまいます。今やセブ留学を経験したことのある日本人なら、誰もがそう答えるでしょう。

これには、ちゃんとしたエビデンス(証拠)があります。 グローバルイングリッシュ社が発表したビジネス英語力の世界ランキング(2013年)において、フィリピンは数ある先進国を凌ぎ、堂々の「世界第1位」を獲得した伝説の記録を持っています。さらに現在でも、世界最大級のEF英語能力指数(EF EPI)において、アジアトップクラスの「高い英語能力」を維持し続けています。

その高い英語力を買われ、世界中の外資系企業がフィリピンに進出しています。コールセンターをはじめ、経理や給与計算などの業務を数万人規模で請け負っており、実は皆さんがアマゾン(Amazon)やJPモルガン、さらにはITコンサル最大手のアクセンチュアといった世界の名だたる企業に問い合わせをすると、アメリカではなくフィリピンのオペレーターに繋がっているのです。

2. 映画館は字幕なし。我々が一生かかっても追いつかないレベル

「コールセンターがすごいのは分かったけど、普通の街の人はどうなの?」と思うかもしれません。

フィリピンはかつてアメリカの植民地だった歴史があり、英語が公用語です。幼稚園から大学生まで、学校教育はすべて英語で行われています。 その結果どうなるか? なんと、フィリピンの映画館で流れるアメリカ映画には「字幕」がついていないのです!全員がそのまま聞いて理解できるからです。

旅行会社、スーパーの洋服売り場、マクドナルドの店員さん、役所の人たち……街の至る所で流暢な英会話が飛び交っています。

高等教育を受けた語学学校の先生たちの英語力は、「初心者が安心できるレベル」という次元ではなく、我々一般的な日本人が一生かけても追いつかない圧倒的なレベルなのです。

3. 「なまりがうつる」は初心者の大きな勘違い

それでも、「やっぱりアメリカンイングリッシュがいい」「フィリピンなまりがうつるのが嫌だ」と言う人がいます。私も若かりし頃は「ロスに留学してカッコいい発音を身につけるんだ!」と身の程知らずなことを考えていました。

ここで、セブ留学24年のプロとしてぶっちゃけます。 厳密に言えば、底抜けに明るい先生たちと毎日楽しく話しているうちに、フィリピン特有の「ポンポンと弾むようなイントネーション」は少しうつるかもしれません。

でも、断言します。そんなことを気にするレベルでは全くありません!

なぜなら、私たち日本人には、それ以上に強烈な「日本語なまり(カタカナ英語)」という鉄壁のバリアがあるからです(笑)。 セブの語学学校で、日本人の初心者がよくこんなことを言います。「韓国人や中国人の留学生って、発音が悪くて何言ってるか分からないですよね〜」と。

でも、残酷な真実を教えましょう。 先生(外国人)から見ると、韓国人や中国人よりも、あなたの「平坦なカタカナ英語」の方が100倍通じていません。

なぜか? 英語は「リズムと抑揚(ストレス)」の言語だからです。 韓国語や中国語には言葉にダイナミックな抑揚があるため、多少発音が崩れていても英語特有のリズムに乗れます。しかし、日本語はお経のように「平坦」です。その上、日本人は「Strike(ストライク)」という一瞬の単語に、「Su-To-Ra-I-Ku」と勝手に母音を5つも足してしまいます。 平坦なリズムで余計な音が混ざる日本人の英語は、外国人からすると「全く知らない謎の言語(呪文)」に聞こえるのです。

基礎もできていない私たちが、「フィリピンなまりが…」と心配するのは、バットの握り方も知らないのに「メジャーリーグの球場は芝の長さが違うから嫌だ」と言っているようなものです。

4. 目指すべきは「渡辺謙」! エセ関西弁とスタバの悲劇

なまりなんて、実はどうでもいいんです。なぜなら、英語はコミュニケーションのための「ツール」だからです。

テレビで活躍するデーブ・スペクターさんやパックンさんを見てください。彼らは私よりも高尚で素晴らしい日本語を話しますが、発音を聞けば一発で「外国人だ」と分かりますよね。でも、誰も彼らの日本語を「なまっているからダメだ」とは言いません。

世界で活躍する日本人俳優の渡辺謙さん真田広之さんの英語も同じです。彼らの英語は信じられないほど堂々としていますが、発音は明確に「日本人特有の重厚ななまり」を残しています。無理にアメリカ人ぶるのではなく、日本人としてのアイデンティティを持ったまま、圧倒的なパフォーマンスで世界を魅了しているのです。

一番やってはいけないのは、日本人が無理にネイティブ発音を真似して、派手に抑揚をつけたりスラングを入れたりすることです。それは、関東の人が無理して話す**「エセ関西弁」**のように不自然で痛々しくなってしまいます。

**セブのスタバで起きる「フラペチーノの悲劇」をご存知でしょうか? 日本人留学生が、スタバでカッコつけて「エセ・ネイティブ風」にフラペチーノを注文すると、日本のカタカナに無理やり英語のアクセントをつけた結果、「フラ・ピー・チーノ!」**と発音してしまったのです。

フィリピン人は英語が堪能なので、「Pee(おしっこ)」という単語を当然知っています。周りのフィリピン人たちは「こいつ、スタバでドヤ顔でおしっこ(Pee)って叫んでるぞ…」と驚愕し、クスクス笑われていたという残酷な悲劇です。本人は「俺の発音良すぎて驚かれてるぜ」と勘違いしているのだから目も当てられません。

**「じゃあ、セブ島で発音矯正の授業を受ければいいのでは?」**と思うかもしれません。 確かにそういうクラスを持つ学校もありますが、私は初心者にはおすすめしません。なぜなら、日本人が「L」と「R」の違いを舌で理解して使い分けられるようになるだけで、平気で3ヶ月はかかるからです。

挨拶もろくにできず、自分の言いたいことも単語で並べられない段階で、舌の体操(発音矯正)に貴重な留学の時間を使うのは本末転倒です。だって、まずは「話す(言葉を出す)こと」が先なんですから。

なまりを恥じる必要はありません。LとRが混ざっていようが、スタバで笑われようが、堂々と「伝わる英語」を話せばいいのです。

5. 【緊急コラム】朝ドラ「発音バッシング」の違和感。11年留学してもなまりは消えない

ちょうど今、2026年春のNHK朝ドラ『風、薫る』で、多部未華子さん演じる婦人・大山捨さんの英語発音がネットで叩かれているのをご存知でしょうか。

「11年もアメリカにいた設定なのに、ジャパニーズ・イングリッシュにしか聞こえない」「特に『r』の発音がツラい」……。

これ、セブ留学24年のプロから言わせれば、**「これこそが日本人の英語コンプレックスを象徴する、最高に不毛な議論」**です。

「発音警察」が日本人の口を封じている

11年留学しようが、20年現地で働こうが、発音矯正という特殊な「筋肉トレーニング」を死ぬ気でやらない限り、なまりは絶対に残ります。それが人間として当たり前なんです。

それなのに、マスコミや視聴者は、多部さんがその知性や気品という「パフォーマンス(7割)」で役をどう演じているかよりも、わずか数パーセントの「rの発音」という「正解」だけを血眼になって探して叩く。

これこそ、私がずっと警鐘を鳴らしている**「ファッション英語の呪縛」であり、「発音警察」**という病です。この空気があるから、日本人は「完璧じゃないなら喋るな」と、自分で自分の口を封じてしまうのです。

タイパ(効率)を求めるなら、なおさら「r」にこだわるな

ここで私の裏テーマである「時間」の話をさせてください。 皆、最短で英語を話せるようになりたい(タイパを上げたい)と言います。それならなおさら、「r」の発音なんて後回しでいいんです。

  • 11年かけて「r」の発音をネイティブ級にし、中身が空っぽな人
  • なまり全開のまま、その11年で世界中の人と仕事をしてきた人

どちらが豊かな時間の使い方か、答えは明白でしょう。 ドラマで「ネイティブ級」と称賛される若手女優がいても、それは「音のコピー(模倣)」が上手いだけかもしれません。俳優さんならそれで正解ですが、ビジネスや実生活で戦う私たちが目指すべきは、そこではありません。

婦人・大山捨(多部さん)のように、日本人としてのアイデンティティを持ちつつ、堂々と「伝わる英語」を話す。それこそが、私たちがセブ留学で手に入れるべき、人生を豊かにする「地力」なのです。

6. 拓殖大学の教授もお墨付き!学術的にも正確なフィリピン英語

「そうは言っても、親や会社を説得するのにちゃんとした理由が欲しい…」という方へ。

私の飲み友達でもある、拓殖大学の新田目教授(ご自身の生徒をどんどんフィリピン留学へ送り出している方です)は、大学のWEBマガジンでこのように述べています。

「発音記号的に見ると、フィリピン人講師の発音は、かなり正確である」 「大学生の英語力に関しては非常に高いレベルにあることは間違いない」

学問のプロである大学教授が、学術的にも**「フィリピン人は英語を間違いなく正確に話す」**とお墨付きを与えています。

まとめ:なまりを気にする前に、恥をかき捨てて口を動かそう

セブ島留学の講師の質と、発音に対する結論は以下の通りです。

  1. フィリピンのビジネス英語力は世界トップクラス。
  2. 語学学校の講師のレベルは、初心者が心配する次元を遥かに超えている。
  3. ネイティブ発音を目指すのはエセ関西弁と同じ。日本人なまりで堂々と話せばいい。

「なまりがうつるかも」と心配して言葉を飲み込むのは、今日で終わりにしましょう。 間違えても笑わない、底抜けに明るいセブ島の講師たちを独り占めにして、まずは自分の口から「伝わる英語」を出す訓練を始めてみませんか?

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