【文法編】「あほを救う会」会長直伝!SVOCを捨て去るサバイバル英文法-処方箋②

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「三単現のSを忘れないようにしなきゃ……」

「これは関係代名詞のthatだから……」

「ええと、SVOCの語順はどうだったっけ……」

そんな風に頭の中で文法パズルを組み立てているうちに、相手が次の話題に行ってしまった。そんな悔しい経験、ありませんか?

もしあなたが「文法が苦手だから話せない」と自分を責めている「英語こじらせ大人」なら、今すぐその罪悪感をゴミ箱に捨ててください。24年間、フィリピン・セブ留学の現場で日本人の苦悩を見てきた私が行き着いた結論は、**「大人のやりなおし英語に、学校で習ったような複雑な文法はいらない」**ということです。

あるいは、「そもそもそんな文法用語すらチンプンカンプンで、中学の授業は何をやってたかさっぱり覚えていない」という方。

おめでとうございます。実はあなたのような人こそが、最速で英語を話せるようになるポテンシャルを秘めています。

1. 「あほを救う会」会長の私でさえ、最初はこんなレベルでした

セブ留学には、「最速で英語が話せるようになる」という噂があります。でも、正直に言いますと、その噂の多くは「中学レベルの基礎がある程度入っている人」を対象にしたものです。

じゃあ、中学英語すら全く勉強してこなかった人間は、フィリピンに行っても無駄なのか?

そんなことはありません。むしろ、そんな「勉強ゼロ」の状態で飛び込んでくるピュアな初心者を救済するために、私は現地で**「あほを救う会」**という活動を立ち上げ、自ら会長を務めていました。

偉そうに語っている私自身も、昔の英語力は目も当てられない「ミラクル初心者」でした。 例えば、中学の授業でやらされた「不規則動詞の変化」の暗唱。 先生が「Begin, began, begun(ビギン・ベガン・ビガン)!」と叫ぶのを聞いて、私は**「なんだ? ピストルの発砲音か?」**と思っていました。

続く「Take, took, taken(テイク・トゥック・テイクン)」は、単なるリズムを楽しむ**「早口言葉」の練習だと思い込み、極めつけの「Run, ran, run(ラン・ラン・ラン)」に至っては、「えっ、急にどうした? なんか楽しいことでもあったのかな?」**と本気で戸惑っていたレベルです(笑)。

「不規則」という名の通り、規則性なんてゼロ。とにかく何をやっているのか、そもそもこれが何のための呪文なのか、さっぱりわけがわかりませんでした。

さらに、アメリカの路上で道に迷ったときのこと。現在地を聞こうとポケットの辞書を引き、頭で組み立てたのが「Where is here?」という直訳でした。

さらに、アメリカの路上で道に迷ったときのこと。現在地を聞こうとポケットの辞書を引き、頭で組み立てたのが「Where is here?」という直訳でした。ところがその瞬間、頭の中で「here(ここ)」と「hear(聞く)」がごっちゃになってしまい、**「『Where(どこ) is hear(聞く)』? いや、『どこ? 聞く?』って意味不明で変だろ!!」**と一人でパニックになり、完全にフリーズしてしまったのです。

文法を「間違える」以前に、そもそも「勉強するという概念」すら持たずに大人になってしまった。そんな私だからこそ、教科書とは真逆の「サバイバルルール」を生み出すことができたのです。

2. 24年の結論。本当に必要な文法と「いらない箱」の仕分け

私は長年、現場の生徒さん向けに「レベル別文法集」という独自のチェックリストを作ってきました。ここで、大人のやりなおし留学において、本当に必要な文法と「一旦捨てていい文法」の仕分けを大公開します。

まず、絶対にわかっていないといけない「Step 0(基礎の基礎)」はこれだけです

まず、絶対にわかっていないといけない「Step 0(基礎の基礎)」は、この4つの**「感覚」**だけです。難しい文法用語は一切忘れてください。

  • 誰の話か(登場人物): 「私(I)」「あなた(You)」「あいつ(He/She)」など、主役を誰にするか。
  • 文の基本パターン: 「普通の文」「違うよ!と否定する文」「相手に聞く文」の3パターンの作り方。
  • いつの話か(時間の概念): 「今」「昔」「これからのこと(未来)」を伝える力。
  • ツッコミの言葉: 「なに(What)?」「どこ(Where)?」「いつ(When)?」など、相手に切り込むための言葉。

そしてここからが重要です。日本の学校で嫌というほどテストに出た項目たち。私はこれらを、初心者にとって優先順位の低い**「やんわりと、いらない箱(Step 2・Step 3)」**に分類しています

  • 不規則動詞(Step 2) → 「went」や「ate」なんて覚えなくていい。過去形がわからなければ、全部「I goed」「I eated」と「-ed」を付けてごまかせば100%通じます。
  • 文型(SVOC)(Step 3) → 語順なんて気にせず、「I hungry」「You go」と知っている単語を並べるだけで、あなたの意思は伝わります。
  • 関係代名詞 / 三単元のS(Step 3) → 会話を止めてまで気にする必要は全くありません。

3. なぜ「あほ」の方が、最終的に流暢に話せるのか?

ここで、セブ留学の現場で起きる「面白い現象」をお教えします。

真面目に文法を詰め込んできた「英語こじらせ大人」と、全く勉強してこなかった「あほ(失礼!)」が一緒にフィリピンでマンツーマンレッスンを始めると、最終的に**「あほ」の方が圧倒的に流暢に話し始めるんです。**

なぜか? ある程度文法が入っている人は、話す前に頭の中で「SVOCの文法パズル」を組み立てようとして言葉が詰まります(彼らもいずれ自分で崩して話せるようになりますが、最初は苦労します)。

一方で、勉強してこなかったピュアな初心者には、守るべきルールが最初からありません。知っている数少ない単語を、ジェスチャーなどのパフォーマンスに乗せて、どんどん外に放り出せるからです。

4. 「1点ももらえない」テスト英語が、あなたをフリーズさせている

真面目な人がパズルにハマってしまう原因は、「テストの呪縛」にあります。 今、あなたがしていることを考えてみてください。

  • わたしはスマホを見ています。(I’m looking at my phone.)
  • セブのことを考えています。(I’m thinking about Cebu.)
  • わたしは英語が話せません。(I can’t speak English.)

これ、現在進行形だったり、否定の助動詞だったり、文法的に言えばいろいろ複雑ですが、実は全部パッと言えますよね?

でも、いざ外国人を目の前にすると、私たちはフリーズします。「“look at” の “at” が抜けてないかな?」「冠詞は “the” かな、”my” かな?」と、頭の中で文法パズルを始めてしまうからです。

学校のテストなら、“at” が抜ければ「×」になり、1点ももらえません。でも、実際の会話なら “at” があろうがなかろうが、相手には100%通じます。

もっと言えば、「my phone」がとっさに出なくて「I phone(アイ フォン)」と言ってしまっても、「thinking(進行形)」が分からなくてただの「think(現在形)」になってしまっても、何の問題もありません。文法が崩れていようが、目の前にいる相手は、あなたの状況や表情から「あぁ、この人は今スマホ見てるんだな」とちゃんと分かってくれます。

5. 母国語(日本語)だって、文法通りに話せば「ロボット」になる

この「テストの100点」を探す呪縛こそが、真面目な学習者の言葉を詰まらせる原因です。 逆に、全く勉強してこなかった「あほ」が強いのは、この「100点満点の正解」を探そうとしないからです。

これは、私たちの母国語である日本語だって同じです。

今、私が書いているこの文章だって、学校の国語のテストで満点を取ろうとすれば、 「私は、この文章をきちんと書き記そうとしています。」 なんて、普段使いもしない高尚な日本語にしないと正解にならないかもしれません。

でも、実際には「今、文章書いてる」で十分通じますし、私たちは普段そんな喋り方しかしていません。「ええと……『日本人の私が』、『きちんとした』……」と文法通りに話そうとすれば、まるで感情のないロボットみたいになってしまいます。

会話のテンポも守れないし、何よりこんなロボットみたいな話し方をしていては、いつまで経っても相手と「友達」になれません。英語だって全く同じです。

まとめ:テストの100点を捨てて、「いい加減」を手に入れよう

だからこそ、フィリピン・セブ留学のマンツーマンレッスンで私たちが学びに行くのは、この**「いい加減さ(人間らしさ)」**なんです。

教科書みたいな文法で喋ると面白くない。そのことに気づき、文法を崩してでも「自分の感情を言葉に乗せる」といういい加減さを身につけること。

「テストの100点」を探すのをやめた瞬間、あなたの中に眠っている基礎知識は、一気に「使える武器」に変わります。完璧な100点満点のテストより、人間らしくて泥臭い1往復のラリー。そこから、あなたの人生はもう一度、面白くなり始めます。

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